※諸注意
この小説は、かなりいろんな意味でギリギリの線を越えちゃったり越えなかったりしてますが、まぁ、そんなに気にしないでください。
妄想の小部屋[今流行の能力者モノ]
〜もうどうにでもなれ状態で二週間もパソコンに触らずゲームをしずにいるうちにどんどこ話が出来てしまいアニメを観たりニュースで六党討論会を観て爆笑したりとそれでも睡眠時間が六時間を超えたりと健康的な生活ももう終わりを告げてしまった今日この頃的小説DX決定版〜
もっと、大きくなりたい。
もっと、広くなりたい。
もっと、高くなりたい。
もっと、強くなりたい。
もっと、優しくなりたい。
もっと、笑いたい。
もっと、泣きたい。
もっと、怒りたい。
もっと、近づきたい。
もっと、仲良くなりたい。
もっと、悲しみたい。
もっと。
もっと……
もっと、彼方を愛したい。
そこは、暗闇。
目を閉じても、開けても、あるのは、深遠の闇。
こうなるともう、自分が起きているのか、寝ているのか。息をしているのか、聴こえているのか、それすらも分からなくなる。
そもそも、自分は生きているのか、死んでいるのか。
そんな、絶対的な暗闇。
その中で、彼女は目覚めた。
夢かもしれない。と彼女は思う。しかし、こんな暗闇を自分が抱えているのか?
確かに、抱えているかもしれない。
しかしそれは過去のことだ。
絶望の中に捨てられたかもしれないが、それは過去のこと。いまでは、もう寂しくない。こんな暗闇なんか、もうとっくに忘れていた。
でも、この暗闇はたしかにある。
目の前に、ある。
「あ、ぅー……」
真琴は、暗闇の中で身体を起こした。
「っ!」
身体が、痛い。
自分の腕をさすってみる。と、手のひらにどろりとしたものが感じられる。
それが血だと、においで分かった。とたんに、身体が痛み出す。思い出したかのように、ものすごく、痛い。
「あうーっ」
真琴は地面に座りながら、ボロボロと涙を流した。
身体が痛いから、そしてなにより、寂しいから。
逆回転している自分の腕時計を見て、美汐は一言。
「……故障?」
「ちっがーう!!」
隣にいた香里は、力いっぱい怒鳴った。
「分かってます。これはギャクというヤツです」
「センス、無いわね……」
いつもの表情のまま流した美汐にうんざりと感じで、香里は頭を振った。
「まぁ、大体の状況はこれで理解できた?」
「いえまったく」
これまたいつもの表情の美汐に、香里は頭を抱えた。
「分からないなら、分かりませんって表情になったら?」
「私はポーカーフェイスですから」
「……。そう」
というわけで、場所を近くの森の中に移し、香里の『なぜなにカノン』がはじまった。
「不本意ながらこのコーナーを担当する、香里です」
「フレサンジュ?」
「違う!」
香里は一喝すると、小枝を拾って、地面に絵を描き始めた。
「まず、ここはあたしたちのいた世界と違う。それは分かる?」
地面に歪な円が二つ。片方の円の中には、『現世』と書かれ、もう一つの円の中には『別』と書かれた。
「ええ」
「そうなると、ここはどこ?」
香里は、自分が地面に描いた歪な円の『別』と書かれた方を小枝で指した。
「さぁ?」
「ここはね、一応、見た目はあたしたちのいた世界なの」
「はぁ」
「でも、配置が滅茶苦茶なのよ」
「配置?」
「そう、配置」
香里は、地面に地図を描き始めた。本人は地図を描いているつもりだが、美汐からすれば何が何だかまるで分からないものが地面に出来上がっていく。
「これは日本地図なんだけど」
「これが……日本?」
美汐からすれば、北海道は出来損ないのコンペイトウ。本州はカリントウ。四国と九州は、その本州のカリントウを二つに折ったものを適当に配置したもだった。
それでも、本人は日本だと言い張っているため、美汐はそれを否定することはない。ただ、
「沖縄が無いようですけど」
「あ。忘れてた」
お菓子の国に、新たなお菓子が加わった。
食べかけのベビ○スタ○ラ○メンが。
美汐はいつもの表情で、なんとなく呟いてみた。
「おやつカンパニ〜」
「? なにそれ」
「いえ、別に……。それより、北方領土は?」
「樺太とか? アレってまだロシアのなんじゃないの?」
「私に訊かれても」
どうしよっか、と二人で首を傾げてみたが、
「まぁ、歯舞諸島だけでも描いとこか」
香里は、言うなり小枝で絵を描き始める。
「今度は……ドロップ?」
最近見ない、あの缶に入った『蛍の墓』で有名(?)なドロップが、大きさは違えど、三個、ちょこんと描かれた。
「まぁ、こんなもんで完成かな」
「完成ですか……」
なんともおいしそうな日本地図が描きあがった。
「それで、話を戻すけど」
「はい。配置……でしたね」
「そうなの。配置なの。例えば」
と、香里はカリントウの短い方(四国)の中に、自分たちが住んでいる町の名前を書いた。
「こうなってるわけよ」
「はぁ……」
なんとなく要領を、得ない。
いまひとつ、と言うよりはいまみっつくらいだ。
「つまり、私たちの町が、何故か四国にあると」
「大体そんな感じ」
「確かに、あそこは暖かかったような気がします」
「そうでしょう、そうでしょう」
「でも、それでは根本的な問題の解決になっていません」
「?」
「私たちは、どうやってこの世界に来たんですか?」
美汐は、歪な円の、『別』と書かれている方を指した。
「私たちは、賽の河原にあった見えない壁を通り抜けるために三つの力を得ました。自分の身体の一部と引き換えに」
「あの壁、まだあるかしら?」
「というか、そこまでの道程を、覚えてますか?」
「……覚えてない、わね」
「まぁ、賽の河原までの道程は今回にはあまり関係ないのですが。そもそも、『ある一線』を越えてから、この世界は大きく変わりました。白い世界から、色の付いた、私たちのいた世界を似せて作られた世界に」
「ある、一線?」
「はい。その一線とは、おそらく私たちがはじめて力を使った時」
「そういえば……」
「思い当たる節でも?」
「まぁね。確か」
香里が顎に手をやり考えていると、二人の足元に影が伸びてきた。
「!?」
いち早く気づいた美汐が顔を上げると、そこには舞と佐祐理が立っていた。逆光で表情までは分からないが、外見の特徴から二人だということは十分に分かった。
「あの、どうかしたんですか?」
美汐が声を掛けるのと、香里が顔を上げたのはほぼ同時だった。
そして、それが二人の命を救った。
「! 後ろへ飛びなさい!!」
香里は、二人を見るなり大声で叫んだ。
舞の手が、青白く光っていたのだ。
そしてその手の中には、一振りの剣が。
「ッ!!」
美汐も、その異常に気づいた。
二人が後ろへ飛ぶのと、さっきまでいた場所が爆ぜるのとは同時だった。
「"Il Regina Spade――剣の女王(殲滅)"……なんで!?」
香里が、舞と佐祐理をにらむ。
「次が来ます!」
美汐の言葉で、香里はまた後ろへ飛ぶ。
香里の隣にたまたま生えていた大木とはいえないがそこそこ大きな木が、根元からごっそり斬り倒された。
「あははー。外してしまいました」
佐祐理は、たったいま戻ってきたステッキをクルクルと回しながら失敗ですね、と笑った。
「こ、殺す気?!」
香里の表情が、強張る。
「どうやらそのようですね」
美汐も、硬い表情で舞と佐祐理を見つめる。
「でも、どうして……?」
「いまはそんなことより、この状況をなんとかしないと」
香里の言うとおり、いま二人は舞の"Il Regina Spade――剣の女王(殲滅)"の結界の中にいた。この結界の中にいる限り、どこに逃げても無事では済まない。
「条件を満たしてないから、威力は半減だねー、舞」
「……もうすぐ、揃う」
佐祐理の言うとおり、この結界を完成させるには、あと一つ(正確には二つ)の条件、が必要である。
『相手が自分に対して明確な殺意を抱いていること』
この条件が欠けているため、威力と命中率が格段に下がっている。いまの二人は、殺意を抱く前に、戸惑いの方が大きい。
「もう……すぐ」
舞が、美汐に向かって突進する。
「そうだね、舞」
それを援護する形で、佐祐理が"Il Regina Bastoni――杖の女王(媒介を要する支配者)"で攻撃してくる。
「下がってください!」
美汐が、二人の間に割ってはいる。
"Gli Amanti――恋人たち(全てを分かち合う覚悟)" を使い、舞の斬撃を両手で防ぐ美汐に、佐祐理のステッキが襲い掛かる。
その無防備な背中にスッテキが突き刺さる、と。
「甘いです」
そのスッテキは、美汐の背中に当たることなくその場で見えない壁に突き刺さったかのように動きを止めた。
「香里さん、いまです!」
美汐は、舞の剣を両手で包み込むようにして持って、舞の動きを止めた。
「!!」
舞がそれを振りほどこうと、美汐の身体ごと剣を振り上げようとしたとき。
「ボディががら空きよ、先輩」
いつの間にか二人の真横に回りこんでいた香里が、舞のわき腹に、″La Forza――力(全てを燃やす炎)″で炎を纏った右手で、渾身のブローを叩き込んだ。
「くぅ!!」
香里の拳がヒットする直前に、自分で逆方向に飛んでいたため、思ったほどの怪我ではなかったが、身体が痺れて動かない。
「かかったわね」
香里が、得意げに笑う。
Il Regina Coppa――杯の女王(多くを受入れし支配者)が、香里の二つ目の能力だった。その能力は、自分が触れた相手を猛毒に犯すという凶悪なものだった。
「まぁ、本当は相手に指でも穿ってからやると確実に殺せるんだけど……。そうもいかないから、動きを止めた程度よ。でも、少なくとも半日は確実に動けないから、戦力はこれで半減ね、先輩」
香里は、舞に駆け寄った佐祐理を睨みつけた。
「舞! 舞ッ!!」
「命に別状は無いわよ、多分。それより、事情を説明してもらおうかしら?」
相手が先輩だというのに、香里はいつもの調子をまったく変えない。
「舞……舞…………」
いつまでも舞の隣を離れようとしない佐祐理を見て、香里は毒気を抜かれたのか、ため息を一つ吐くと、美汐に向き直った。
「どうしようか?」
「さぁ? 私に言われても……!! 後ろっ」
「?!」
美汐の声に素早く反応し、戦闘態勢を整えながら振り向いた香里の眼に映ったものは、
「舞にひどいことをする人たちを、佐祐理は許しませんよ! ぷんぷん!!」
言葉のほのぼのさとは一万光年くらいかけ離れた佐祐理だった。
両手で、愛用(?)の魔女ステッキを握りこんでいることから、そこに力を溜めていることは明白だった。
「二対一じゃ、分が悪いと思いますよ、先輩」
香里が、それでも警戒しながら佐祐理に話しかける。
「舞を傷つけた人たちを、そのままになんてしておけません!」
いつに無い気迫だったが、やっぱり佐祐理が言うとどこかほのぼのしてしまう。
「まぁ、怪我を負わさない程度に……」
「善処するわ」
美汐の言葉に、香里は適当に頷いておいた。
香里は重心を右足に移し、前へと摺り足で移動する。
じりじりと、二人の距離が詰まる。
香里は完全なインファイターだが、佐祐理にはステッキがある。常識的に観れば、香里に勝機はまったく無い。しかし、ここでは常識が通用しない。能力を活かせば、香里にも勝機はある。
あと少し。
香里が前方にいる佐祐理を警戒しながら足を運ぶ。
あと少しで、あたしの間合い。
それにここからなら、多少の無理をすれば香里でも攻撃できる間合いだ。もはや、香里の勝利は目前となった。
しかし、
「佐祐理は、怒ってるんですからね! ぷんぷん!!」
急に大声を出して、佐祐理はステッキを天に掲げた。
「?」
香里はその場で足を止め、何があってもすぐに飛び出せるように攻撃態勢へと移った。
「"Il Re Bastoni――杖の王(媒介を変化せしめし支配者)"よ! 佐祐理に、力を!!」
なにかしらピンチになったときにはよく聞く台詞だった。そしてその台詞を言うものは、大抵隠し玉を持っているものだ。
佐祐理も、例外ではなかった。
天に掲げたステッキを中心に、炎が巻き起こった。
黒き炎が。
その漆黒の炎は、佐祐理を円錐型に囲い、そのまま香里の足元まで火の粉を散らしながら、雄たけびを上げた。
『ゴオオオオォォォォオオォオォォォッ!!』
意思を持っているのだ。この黒き炎は。
「な、なに?!」
さすがの香里も、この異常な事態には戸惑うばかりだった。
「下がってください、来ます!!」
香里の前に素早く回りこんだ美汐が"Gli Amanti――恋人たち(全てを分かち合う覚悟)"を発動させ、両手で降りかかる火の粉を防いだ。
「いきますよー!」
黒い炎に囲まれて姿すら見えなくなっている佐祐理の声が、二人の頭上から降りかかる。
「――――え?」
美汐は、天を仰ぐより早く、右手を天に掲げた。
ズシンッ、と美汐の右手が何かを防いだ。同時に、前方から襲い掛かってきた黒い炎を左手で相殺した。
「いつの間に……」
香里が呆然と、美汐の頭上で何かを振り下ろしながら笑っている佐祐理を見つめた。
「そんなことより、香里さん」
「な、なに?」
「これは、絶体絶命ってヤツです……」
美汐の表情は、かなり切羽詰っていた。
「後ろのアレが来たら、もう終わりですよ」
「……後ろ?」
香里は振り向いて、息を呑んだ。
「?! アレって……」
美汐の"Gli Amanti――恋人たち(全てを分かち合う覚悟)"で相殺したはずの黒い炎が、背後で渦巻いていた。
竜巻のように唸りを上げ回転しながら、空中を散り散りに舞っている黒い火の粉を集め、だんだんとその質量を増していく。
「さすがに三方からの攻撃は、対処できるかどうか……」
「まぁ、なるようになるわ」
「なるようにしか、なりません」
それで十分、と香里は頷くと、美汐の形成している結界から飛び出した。
「!? なにを!」
「あたしを庇うのに力を使う必要なんて、ないのよ」
「……分かってましたか」
「短い付き合いでも、十分にね」
香里は、その時、信じられないものを見た。美汐は、二つの力を相殺するのに必死で、それに気づくことは無かった。
二人の後ろで渦巻いていたはずの炎が、佐祐理の手元に集まっていくのだ。いつの間にか、佐祐理の持っているのはスッテキではなくなっていた。
もっと、禍々しい、巨大なものへと変化していた。
「美汐! そこを離れて!」
「! 出来るなら、やってます」
美汐は額に汗を浮かべながら、佐祐理をキッと睨みつけた。
「これを、相殺することは出来ますか?」
佐祐理は、黒い炎を握りこみながら、にっこりと微笑んだ。
「!!」
その時、ソレは起こった。
佐祐理の握りこんでいた黒い炎が、他の黒い炎を一気に吸収してしまったのだ。
「……。唐突ね」
佐祐理は、ふわり、と地面へと降り立った。
それまでの怒涛のような攻撃は、まるで嘘のようだった。
木の葉が、ふわふわと舞っている。
佐祐理の手には、スッテキではなく一振りの剣が握られていた。
黒い炎を凝縮したその剣は、刀身が、黒ではなくもはや闇の色だった。
「神殺しの剣――ラグナロク。神をも斬るこの剣で、神に変わってお仕置きです!」
キャルルン、と佐祐理は魔女っ子のお約束ともいえる右足を上げ、自分を抱くように左手を体に添え、その左手の肘の間から右腕ごと剣を出し、半身を捻ってポーズをとった。
その可愛らしいポーズにはとても似合わない、巨大で禍々しい神殺しの剣――ラグナロク。
「真打、ね」
香里の背中を冷たい汗が伝っていく。
「逃げるならいまのうちですよ」
「余裕ね」
「そうでもありません。ただ……」
「ただ?」
美汐は、佐祐理に一歩近づいた。
「私の力は、出来ればとっておきたかったんですけれど」
また一歩。そして一歩。美汐は、歩調を緩めることなく佐祐理に近づいていく。
「何をしても、このラグナロクをもった佐祐理には敵いませんよ」
佐祐理は、美汐の無表情に少なからずの恐怖を覚えながらも、ラグナロクを構えて威嚇する。
「これは、あの子のために手に入れた力だから、あなたなんかに見せる気は無かったんですけど……仕方ありませんね」
美汐は、佐祐理との距離を五メートルほどまで縮めると、右手をゆっくりと胸の高さまで差し出した。
「?」
「なにを、するつもり?」
二人の視線を気にすることなく、美汐は目を閉じた。
「″Il Re Coppa――杖の王(神の血を満たし支配者)″」
美汐が呟くと、その場にあった木々が一瞬にして枯れ朽ちた。
「!!」
「な、何をしたの!?」
さっきまで青々と茂っていた木が、一瞬の間に葉を落とし生気を失っていく。森は朽ち果てた姿へと変わってしまった。
緑の世界から、生気をまるで感じさせない灰色の世界へと、変わってしまった。
「勝負は、これからです」
美汐の身体全体に、力が集まっていた。
森中の木の力が、美汐の身体に、そしてその力は、だんだんと一点に集中していく。
「さ、させません!」
佐祐理が吶喊しようとするが、
「無駄です」
美汐は"Gli Amanti――恋人たち(全てを分かち合う覚悟)"でその攻撃を相殺してしまった。
「きゃっ」
佐祐理が尻餅をついている間に、美汐の右の手のひらに、森中の生気が集中した。
「″Il Re Coppa――杖の王(神の血を満たし支配者)″の本領発揮です」
その言葉どおり、手に集まっていた生気は強い光を放ちながら、形を変えていった。
「剣の次は、槍?」
香里はその美汐の手に握られている何の変哲も無い槍を見て、呟いた。
美汐の手のひらに集まった生気は、槍へと変化したのだ。その形は、佐祐理の持つようなグロテスクなものではなく、シンプルなものだった。刃の先が三叉に分かれているわけでもない。柄の部分が木で出来ていて、刃の部分が赤黒く染まっている程度だ。
「そんな槍では、このラグナロクに勝てませんよ」
体勢を整えた佐祐理が、これみよがしにラグナロクを振りながら美汐を見る。
「……。この槍こそ、キリスト殺しの異名を持つ、ロンギヌスの槍です」
美汐は、静かにそれだけ言うと、佐祐理に向かって走り出した。
「ロンギヌスの槍……まさか?」
佐祐理は剣を構えながらも、漠然とした不安が胸のうちに溜まっていくのが分かった。
ロンギヌス。
本来ならば、決して歴史に名を残すことなど無かった、一介の兵士。しかし、彼こそが、キリストを殺した張本人だった。
彼の持っていた槍はキリストの血を浴び、以後、それは魔の槍として恐れられた代物。
「たとえソレが、そうだとしても! 佐祐理は負けません!!」
ラグナロクとロンギヌス。
剣と槍が、激突した。
先のことなど、知るか〜ッ!!
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